トップページ
■HOME
会長あいさつ
■Greeting
学会の概要
■Outline of society
学会誌
■Journal of society
学術集会/研究セミナー
■Conference&Seminar
入会のご案内
■Admission guidance
関連リンク
■Links
お問い合わせ
■Contact




    みらいを拓く日本保健福祉学会の役割

筑波大学 安梅勅江        

   保健福祉学は、人びとの思いや生活にもっとも近い科学のひとつです。当事者の立場に立ち、当事者に寄り添い、人びとのいのちを守り、生活を支える学問です。1988年設立以来、保健、医療、福祉、教育、心理、社会、経済、法律など、さまざまな学問を融合して活用するプラットフォームを形成し、人びとの生活に密接に関連する科学の知を提供してきました。

   社会は大きく変化しています。グローバル化と高度情報化、地球規模の人口増と先進国の少子高齢化にともなう生活環境の変化、地縁や血縁の脆弱化が顕著です。保健、医療、福祉領域においても、従来の方法のみでは十分な対応が困難になりつつあります。分断された各々のアプローチにとどまらず、より柔軟性に富んだ形での「連携と協働」が強く求められています。

   保健福祉学は、当事者主体の実践に根差した学際融合的なシステム科学です。生涯発達の視点で人びとの生活を捉え、ライフサイクルの各段階における身体的、精神的、社会的なウエルビーイングを総合的に検討します。エンパワメント(湧活)に焦点を当て、本人、仲間、組織、地域を含めエンパワーする役割を果たします。エンパワメント(湧活)とは、人びとに夢や希望を与え、勇気づけ、人や組織が本来持っているすばらしい、生きる力を湧き出させることです。

   保健福祉学の理念は、人間をとりまく自然,社会,環境要因を学際的に探究し,当事者のウエルビーイングの進展、保健福祉支援の質の継続的な向上、およびそれを支えるシステムの持続的な発展に寄与することです。研究と実践の「当事者を核」とした相乗発展に向け、広く保健、医療、福祉、教育、心理、社会、経済、法律など、多くの関係者の参加をお待ちしています。